拝啓、息子よ。

田舎から東京で働く中三男と三男坊へ送る手紙。

「うめのうた」20166・24

一)2月3月 花ざかり うぐいす鳴いた 春の日の楽しい時も 夢の中(二)五月六月 実がなれば 枝からふるい 落とされて(三)近所の町へ 持ち出され 何升何合計り売り もとよりすっぱい この体 四)塩に漬かって 辛くなり しそに染まって 赤くなり(五)七月八月 暑いころ 三日三晩の 土用干し 思えばつらい事ばかり それも世のため 人の為 しわはよっても 若い気で 小さい君らの 仲間入り 運動会にも ついていく まして戦の その時は なくてはならぬ この私。 小学校国語読本記載、明治末期から大正初期。久方振りに楽しくなる"詩"が夕刊紙記載、何度も読み返してる内に勝手にメロディーというより<バナナのたたき売

りの口上>でした。次、帰郷した時、一杯やりながら御披露致しましょう(笑)昔の先輩たちが教養があった理由が納得です(笑)いつの日にか、君が梅干しフェアで販売する場合都民にご紹介して貰えると幸甚に存じます(笑)追伸 文中の一二とかは無関係であり、誌面上段落表示ありを分かり易くする為、俺が勝手に番号振っただけです。恐らく一拍子のメロディーがついてたと思われます。"相撲甚句"調かな?他にあれば知らせ乞う(笑)